毛穴から出てくる白いニョロニョロを押し出したら、嫌な臭いがしたという経験はありませんか。
毛穴の白いニョロニョロの正体は角栓であり、臭いの原因は皮脂の酸化や雑菌の繁殖です。
角栓自体は誰にでもできるものですが、放置すると酸化が進み、臭いが強くなることがあります。
正しいケアを行うことで、毛穴の臭いを防ぐことができます。
本記事では、毛穴の白いニョロニョロが臭い原因や、正しいケア方法について詳しく解説していきます。
毛穴の白いニョロニョロの正体と臭いの原因とは?
毛穴の白いニョロニョロの正体は角栓であり、臭いの原因は角栓に含まれる皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖したりすることです。
毛穴を押すと出てくる白いニョロニョロを見たことがある方は多いでしょう。この白いニョロニョロは「角栓」と呼ばれるもので、皮脂と古い角質が混ざり合って固まったものです。
角栓は、毛穴の中にある皮脂腺から分泌された皮脂と、肌のターンオーバーで剥がれ落ちた古い角質でできています。皮脂は約30%、角質(タンパク質)は約70%の割合で構成されているといわれています。角栓が白く見えるのは、まだ酸化していない新しい状態だからです。
この白いニョロニョロ(角栓)を押し出したときに臭いを感じることがあります。臭いの原因は、主に2つあります。ひとつは皮脂の酸化、もうひとつは雑菌の繁殖です。
皮脂は、空気に触れると酸化します。酸化した皮脂は、独特の不快な臭いを発します。毛穴に角栓が長く溜まっていると、皮脂の酸化が進み、臭いが強くなります。
また、毛穴の中は温かく湿っているため、雑菌が繁殖しやすい環境です。雑菌が皮脂を分解すると、臭いのもとになる物質が発生します。雑菌が多く繁殖しているほど、臭いが強くなります。
毛穴の白いニョロニョロの正体は皮脂と角質が混ざった角栓であり、臭いは皮脂の酸化や雑菌の繁殖によって発生します。
臭いが発生するメカニズムについて、さらに詳しく見ていきましょう。
毛穴の白いニョロニョロが臭くなる理由
毛穴の白いニョロニョロが臭くなる理由は、皮脂の酸化と雑菌の繁殖の2つが主な原因です。
毛穴の白いニョロニョロ(角栓)が臭くなるメカニズムを理解することで、効果的な対策を取ることができます。それぞれの原因について詳しく解説します。
皮脂の酸化
毛穴の白いニョロニョロが臭くなる理由のひとつは、皮脂の酸化です。酸化した皮脂は、独特の不快な臭いを発します。
皮脂は、皮脂腺から分泌される油分です。皮脂には、肌を保護し潤いを保つ役割がありますが、空気中の酸素や紫外線に触れると酸化します。酸化した皮脂は「過酸化脂質」となり、加齢臭に似た脂っぽい不快な臭いを発生させます。
角栓が毛穴の中に長く溜まっていると、皮脂の酸化が進みます。できたばかりの角栓は白色ですが、酸化が進むと黄色っぽくなり、さらに酸化すると黒っぽくなります。毛穴の黒ずみ(いちご鼻)は、角栓が酸化して黒くなったものです。
酸化が進んだ角栓ほど、臭いが強くなる傾向があります。毛穴に長期間溜まっていた角栓を押し出したときに、強い臭いを感じるのはこのためです。
皮脂の酸化は、紫外線を浴びることでも促進されます。また、ストレスや睡眠不足、喫煙などは体内の活性酸素を増やし、皮脂の酸化を早める原因になります。
雑菌の繁殖
毛穴の白いニョロニョロが臭くなるもうひとつの理由は、雑菌の繁殖です。雑菌が皮脂を分解することで、臭いのもとになる物質が発生します。
毛穴の中は、温度が高く湿度も高いため、雑菌が繁殖しやすい環境です。皮膚には常在菌と呼ばれる菌が存在しており、これらの菌が皮脂を栄養として繁殖します。
雑菌が皮脂を分解すると、脂肪酸やアルデヒドなどの臭い物質が発生します。これらの物質は、汗の臭いや体臭と似た不快な臭いを発します。雑菌が多く繁殖しているほど、分解される皮脂も多くなり、臭いが強くなります。
特に、毛穴詰まりが起きている状態では、毛穴の中が密閉されて雑菌が繁殖しやすくなります。角栓で塞がれた毛穴の中では、酸素が少なく、雑菌にとって好ましい環境が作られます。
また、肌を清潔に保っていないと、雑菌の数が増え、臭いが強くなります。洗顔不足やメイクの落とし残しなどは、雑菌を増やす原因になります。
毛穴の白いニョロニョロが臭くなる理由は、皮脂が酸化して不快な臭いを発することと、雑菌が皮脂を分解して臭い物質を作り出すことです。
では、毛穴の白いニョロニョロが臭いやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。
毛穴の白いニョロニョロが臭いやすい人の特徴
毛穴の白いニョロニョロが臭いやすい人には、皮脂分泌が多い、毛穴詰まりを放置している、洗顔が不十分などの特徴があります。
毛穴の角栓は誰にでもできるものですが、臭いが気になるほど強くなる人とそうでない人がいます。毛穴の白いニョロニョロが臭いやすい人の特徴を紹介します。
皮脂分泌が多い人は、毛穴の臭いが発生しやすい傾向があります。皮脂の分泌量が多いと、毛穴に皮脂が溜まりやすくなります。溜まった皮脂が酸化したり、雑菌のエサになったりすることで、臭いが発生しやすくなります。顔がテカリやすい、あぶらとり紙をよく使う、ニキビができやすいなどの特徴がある方は、皮脂分泌が多いタイプです。
毛穴詰まりを放置している人は、臭いが強くなりやすいです。角栓が毛穴に長く溜まっていると、皮脂の酸化が進み、雑菌も繁殖します。定期的に毛穴ケアを行わず、角栓を放置していると、臭いがどんどん強くなっていきます。
洗顔が不十分な人も、毛穴の臭いが発生しやすくなります。洗顔が不十分だと、皮脂や汚れが毛穴に残り、角栓ができやすくなります。また、肌を清潔に保っていないと、雑菌が繁殖しやすくなります。クレンジングをしない、洗顔料を使わない、すすぎが不十分などの習慣がある方は注意が必要です。
逆に、洗顔しすぎの人も臭いが発生しやすいことがあります。洗いすぎると、肌が乾燥して皮脂が過剰に分泌されます。過剰な皮脂は毛穴に溜まりやすく、酸化や雑菌の繁殖を招きます。
脂っこい食事が多い人も、毛穴の臭いが出やすい傾向があります。脂質や糖質の多い食事は、皮脂分泌を増加させます。また、食事で摂取した脂質は、皮脂の成分に影響を与え、臭いを強くすることがあります。
ストレスが多い人も注意が必要です。ストレスは皮脂分泌を増加させ、ホルモンバランスを乱します。また、ストレスは体内の活性酸素を増やし、皮脂の酸化を促進します。
小鼻の周りに角栓ができやすい人は、特に臭いが気になることがあります。鼻は皮脂分泌が多く、毛穴が詰まりやすい部位です。小鼻を触ったり押したりしたときに臭いを感じる方は多いです。
毛穴の白いニョロニョロが臭いやすい人には、皮脂分泌が多い、毛穴詰まりを放置している、洗顔が不十分、脂っこい食事が多いなどの特徴があります。
毛穴の臭いを防ぐためのケア方法を見ていきましょう。
毛穴の臭いを防ぐケア方法
毛穴の臭いを防ぐケア方法として、正しい洗顔で毛穴汚れを落とし、保湿と皮脂コントロールを行うことが大切です。
毛穴の白いニョロニョロ(角栓)が臭くなるのを防ぐためには、角栓を溜めないこと、皮脂の酸化を防ぐこと、雑菌の繁殖を防ぐことが重要です。効果的なケア方法を紹介します。
正しい洗顔で毛穴汚れを落とす
毛穴の臭いを防ぐためには、正しい洗顔で毛穴の汚れを落とし、角栓が溜まるのを防ぐことが大切です。
クレンジングは丁寧に行いましょう。メイクをしている方は、クレンジングでメイクをしっかり落とすことが重要です。特にオイルクレンジングは、毛穴に詰まった皮脂汚れを浮かせて落とす効果があります。乾いた手と顔にオイルをなじませ、毛穴が気になる部分を中心にくるくるとマッサージするようになじませましょう。1〜2分ほどなじませたら、少量のぬるま湯を加えて乳化させ、しっかり洗い流します。
洗顔料はしっかり泡立てましょう。泡立てネットを使って、きめ細かい弾力のある泡を作ります。たっぷりの泡で洗うことで、肌への摩擦を減らしながら、毛穴の汚れを落とすことができます。
毛穴が気になる部分は丁寧に洗いましょう。特に臭いが気になりやすい鼻や小鼻の周りは、指の腹を使って優しく円を描くように洗います。ただし、強くこすると肌を傷つけるので、力を入れすぎないように注意してください。
すすぎは丁寧に行いましょう。洗顔料が肌に残ると、毛穴詰まりの原因になります。20〜30回程度を目安に、しっかりすすぎましょう。
週に1〜2回のスペシャルケアも取り入れましょう。酵素洗顔は、角栓のタンパク質成分を分解して落としやすくする効果があります。クレイパックは、毛穴の汚れを吸着して取り除きます。これらのスペシャルケアを取り入れることで、角栓が溜まるのを防ぎ、臭いの発生を予防できます。
保湿と皮脂コントロール
毛穴の臭いを防ぐためには、保湿と皮脂コントロールも重要です。肌の乾燥を防ぎ、皮脂バランスを整えることで、角栓ができにくい肌を作りましょう。
洗顔後はすぐに保湿しましょう。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態です。1〜2分以内に化粧水をつけることを目標にしてください。肌が乾燥すると、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりの原因になります。
化粧水は惜しみなく使いましょう。肌にしっかり水分を与えることで、皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。手のひらで優しくハンドプレスしながら、肌に化粧水をなじませましょう。
皮脂コントロール効果のある成分を取り入れましょう。ビタミンC誘導体は、皮脂分泌を抑え、抗酸化作用で皮脂の酸化も防ぎます。ナイアシンアミドは、皮脂バランスを整える効果があります。これらの成分が配合された化粧品を使うことで、毛穴の臭いを予防できます。
乳液やクリームで蓋をしましょう。化粧水だけでは水分が蒸発してしまうため、乳液やクリームで潤いを閉じ込めることが大切です。皮脂が気になる方は、油分が少なめの軽いテクスチャーの乳液を選ぶとよいでしょう。
抗酸化作用のある食品を摂りましょう。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど、抗酸化作用のある栄養素を含む食品を摂ることで、皮脂の酸化を防ぐことができます。野菜、果物、ナッツ類などを積極的に摂りましょう。
毛穴の臭いを防ぐケア方法として、正しい洗顔で角栓を溜めないようにし、保湿と皮脂コントロールで皮脂バランスを整えることが効果的です。
毛穴の臭いケアには、やってはいけないこともあります。
毛穴の臭いケアでやってはいけないこと
毛穴の臭いケアでやってはいけないこととして、角栓を指で押し出す、毛穴パックの使いすぎ、洗顔のしすぎなどがあります。
毛穴の白いニョロニョロが臭いからといって、間違った方法でケアをすると、かえって毛穴トラブルを悪化させることがあります。やってはいけないNG行為を紹介します。
角栓を指で押し出すのはNGです。臭いが気になると、つい角栓を押し出したくなりますが、これは毛穴を傷つける原因になります。強い圧力をかけることで毛穴が広がり、炎症や色素沈着を起こすこともあります。毛穴が広がると、さらに皮脂や汚れが溜まりやすくなり、臭いが悪化する悪循環に陥ります。
毛穴パックの使いすぎはNGです。毛穴パックは角栓を取り除く効果がありますが、頻繁に使うと毛穴の周りの皮膚も一緒に剥がしてしまいます。肌のバリア機能が低下し、毛穴がさらに広がって角栓ができやすくなります。使用する場合は、月に1〜2回程度にとどめましょう。
洗顔のしすぎはNGです。臭いが気になるからといって、1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりすると、必要な皮脂まで落としてしまいます。肌が乾燥すると、かえって皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりや臭いの原因になります。洗顔は朝晩の2回で十分です。
ゴシゴシこするのはNGです。臭いを取ろうとして、毛穴が気になる部分を強くこすると、肌を傷つけてしまいます。摩擦は肌のバリア機能を低下させ、毛穴トラブルを悪化させる原因になります。洗顔やスキンケアは、常に優しいタッチで行いましょう。
毛穴の臭いを確認するために何度も触るのもNGです。手には雑菌がついているため、頻繁に毛穴を触ると雑菌が増え、臭いが悪化する原因になります。また、触る刺激で皮脂分泌が増えることもあります。
スペシャルケアのやりすぎもNGです。酵素洗顔やピーリング、クレイパックなどのスペシャルケアは、毎日行うと肌への負担になります。週に1〜2回程度を守り、肌の状態を見ながら行いましょう。
毛穴の臭いケアでやってはいけないこととして、角栓の押し出し、毛穴パックの使いすぎ、洗顔のしすぎなどがあり、これらは毛穴トラブルを悪化させる原因になります。
セルフケアで改善しない場合は、専門家に相談しましょう。
毛穴の臭いが改善しない場合は皮膚科へ
正しいスキンケアを続けても毛穴の臭いが改善しない場合は、皮膚科や美容皮膚科を受診することをおすすめします。
毛穴の臭いの多くはセルフケアで改善できますが、中には専門的な治療が必要なケースもあります。以下のような場合は、医療機関への受診を検討してください。
2〜3ヶ月以上セルフケアを続けても毛穴の臭いが改善しない場合は、受診のタイミングです。正しいケアを続けても変化がない場合は、別の原因がある可能性があります。
毛穴の臭いに加えて、赤みやかゆみ、痛みなどの症状がある場合も受診をおすすめします。これらの症状がある場合は、脂漏性皮膚炎や毛嚢炎などの皮膚疾患の可能性があります。
毛穴の臭いが非常に強い場合も、医療機関で相談してみてください。通常の角栓の臭いとは異なる強い臭いがある場合は、何らかの疾患が隠れている可能性があります。
皮脂分泌が非常に多く、セルフケアではコントロールできない場合も、皮膚科で相談してみてください。ホルモンバランスの影響などで皮脂分泌が過剰な場合は、専門的な治療が効果的なことがあります。
皮膚科や美容皮膚科では、毛穴トラブルに対してさまざまな治療法があります。
ケミカルピーリングは、酸を使って古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進する治療法です。角栓ができにくい肌を作り、毛穴の臭いの予防に効果的です。
イオン導入は、ビタミンCなどの有効成分を肌の奥まで届ける治療法です。皮脂分泌をコントロールし、皮脂の酸化を防ぐ効果が期待できます。
毛穴吸引は、専用の機器で毛穴の汚れを吸い出す施術です。溜まった角栓を取り除くことで、臭いの原因を除去できます。
治療内容や費用は、症状やクリニックによって異なります。まずはカウンセリングを受けて、自分の肌の状態に合った治療法を相談しましょう。
正しいスキンケアを続けても毛穴の臭いが改善しない場合は、皮膚科や美容皮膚科を受診して専門家に相談することをおすすめします。
毛穴の白いニョロニョロの正体は、皮脂と角質が混ざった角栓です。臭いの原因は、皮脂の酸化と雑菌の繁殖です。毛穴の臭いを防ぐためには、正しい洗顔で角栓を溜めないようにし、保湿と皮脂コントロールで皮脂バランスを整えることが大切です。角栓を押し出したり、毛穴パックを使いすぎたりするのは逆効果になるため、避けましょう。改善しない場合は、自己判断せずに皮膚科を受診することをおすすめします。




